2018年7月6日
サウジアラビアでは2012年以来、中東呼吸器症候群(MERS)が流行しています。今年も5月末までに75人の患者が発生し、23人が死亡しました(WHO 2018-6-18)。集団感染も、病院内で2回、家族内で2回おきています。5月には南部のNajran地域で、8人の家族内が集団感染がおこりました。近年、サウジアラビアではMERSの病院内での集団感染は少なくなりましたが、家族内感染が続いており、いずれも最初の患者はラクダとの接触が感染原因となっています。日本からサウジアラビに仕事などで渡航する人も増えていますが、滞在中はラクダに接触しないよう十分に注意ください。