2018年5月28日
今年はヨーロッパ各地で麻疹の患者数が増加しています。フランスでは5月中旬までに2,173人の患者が確認されており、最近1カ月で500人以上増えています。患者の半数は南西部のNuvelle-Aquitaneでの発生です。この他にギリシアで1,948人、イタリアで805人、英国で404人の患者が確認されています。夏休みなどにヨーロッパを旅行する人は特に注意が必要です。
なお、今年は麻疹ワクチンの接種者が増えており、流通量が十分ではありません。日本では20歳代後半から40歳代前半の人が麻疹の抵抗力が弱いとされていますが、検査で抗体陰性を確認してから接種を受けることをお勧めします。