2018年3月31日
西アフリカでラッサ熱の流行が拡大しています。とくにナイジェリアで患者数が多く、今年1月から3月中旬までに確定患者は300人以上にのぼり、このうち95人が死亡しました(WHO 2018-3-23)。流行はベニン、ガーナ、ギニア、リベリアなどでも報告されています。
ラッサ熱はウイルスによっておこる出血熱で、ネズミの尿に排泄される病原体に接触して感染します。西アフリカでは毎年1月~6月に流行がみられていますが、今年は媒介するネズミの数が増加したため、大規模な流行になった模様です。