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中国大陸のPM2.5について:Q&A
2018年7月18日
ご相談Q1. PM2.5とは?
A1. PMとは、Particulate Matters(粒子状物質)のことです。2.5とは、直径2.5ミクロンを意味します。PM2.5とは、直径2.5ミクロン以下の粒子状物質のことで、工場や自動車、船舶、航空機などから排出されたばい煙や粉じん、硫黄酸化物などの大気汚染の原因となる物質のことです。PM2.5は、非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されております。
ご相談Q2. PM2.5でも生活できる濃度は?
A2. PM2.5の濃度を調べる前に、PM2.5がどれくらいの濃度だと安心して過ごせるのか知りましょう。日本の環境基本法第16条第1項に基づく人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として、1日平均値35ug/m3以下と定められています。健康な成人は、70ug/m3までは行動の制約は必要ないとされていますので、中国大陸で生活する上で一つの目安とされて下さい。ただし、アレルギーのある方は、PM2.5の濃度が70ug/m3以下であっても、体調の変化に注意して下さい。
ご相談Q3. PM2.5への対策は?
A3. 空気清浄機を使用して室内の空気をきれいにしましょう。また、PM2.5の濃度が低い時は、換気も必要です。PM2.5の濃度が高い時は、極力外出を控えて、外出時はマスクを着用しましょう。「N95」という規格のマスクは、PM2.5を95%以上遮断するととされるもので、コンビニやスーパー、ネット通販などで販売されております。最後に、PM2.5の濃度は、常に変化するので小まめにチェックして、空気の良い時は部屋の換気や運動をするなど、メリハリのある対応をお勧めします。