2017年5月27日
中国は日本人が海外勤務をする機会のとても多い国です。大企業や工場を持っている企業などは、中国に支店や工場を置いて現地の人を採用、その管理職や技術者として日本人を派遣するパターンというのが多いです。そのため、中国で日本人が多い地域というのは特に、日本人医師の需要もそれなり高いといえます。 例えば大企業になれば企業の医務室担当の医師や看護師などを配置することも多くなります。特に工場勤務の場合は怪我をする可能性もあり、立ち仕事や機械を操作する危険を伴う仕事というのも存在します。そのため社員の健康を管理したり怪我や体調不良への処置をするのに医務室の医師が必要になってきます。なので中国にある日本企業で働きたいと思った場合、中国に支店や工場を持っていて、かつ各支店、工場に医務室を設置しているような企業の求人をチェックするとよいでしょう。中国支店・工場の医務室勤務という仕事ももちろん存在しています。こうした仕事の場合、病院に勤めるような医師とは違い健康管理や簡単な処置がメインとなります。社員の精神面のケアも必要になるため、現地で採用された中国人とコミュニケーションが取れるように中国語をしっかりマスターしておく必要があります。 医務室ではなく病院で働きたいという場合は、中国に進出している病院の海外勤務枠を狙うという方法もあります。上海などの都心部に進出している日本の病院もあるので、そちらの勤務医としての募集を探すことも可能です。日本企業ですので日本の会社の基準に併せて働くことができ、働きやすい環境が整っている場合も多いです。また、日本の病院でなくても大きな病院では外国人の患者を主に担当するポジションとして日本人医師を募集している場合もあります。日本人が多く赴任し、観光に訪れている国なので、そういった日本人専用の病院があると病院側としても患者側としても助かります。 このような病院で働くのもひとつの方法です。病院によっては日本人に対してのサポートなどを行う部門を設けていることもあり、日本語で求人を出しているところも多くあります。もちろん患者さんや現地の人とのコミュニケーションのために中国語は必須ですが、応募の際に日本語でやり取りができると意思疎通が行いやすく楽なのではないでしょうか。また、ビザサポートも当然行なっていることが多いので、安心して働くことが可能です。 日本と密接な関係にあるだけあって、中国で医師として勤務するチャンスはたくさんあります。自分の働きたいスタイルにあわせて中国勤務ができる求人を探して下さい。