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医師のイギリスへの海外勤務は?

2017年5月27日

イギリスでは日本のような医師免許というものが存在しません。イギリスの医療系の大学を卒業すると自動的に医師になる資格を得ることができます。これは国籍問わず、学校を卒業すればよいものです。ですがこの学校はすべて国立で、入学するだけでも大変な狭き門です。更に入学した後も日本のように留年して学び直すということができません。 ですので単位の取得ができずそのまま学校を辞めていかなければならないという状況で医師を諦める人もたくさんいるのです。そうした困難をいくども乗り越えるからこそ、学校を卒業した時点で医師として研修を受けることができるようになっているのです。 資格を得られるといってももちろん、卒業後にすぐに医師になることはできません。学校を卒業したらまずは研修を行う必要があります。研修の受け入れ先を探す必要がありますが、そこでもやはり競争率が高いため学校を卒業したからといって気を抜いてはいけません。また、研修先がスポンサーになってくれるので、就労ビザを取得するスポンサーになってくれるような病院でなければ研修の受け入れをしてもらうことも難しくなってくるでしょう。 無事受け入れ先が見つかり研修期間が終了すると、医師として本格的に働くことになります。ですが研修が終了すると研修を受け入れてくれていた先との契約が終了するので、再度ビザを取得する必要があります。就労ビザには働く先のスポンサーが必要ですので、就職先でなおかつスポンサーとなってくれる病院を見つけなければいけません。ですがイギリスは医師不足という状態ではありませんので、わざわざ外国人を採用してくれるところはそれほど多くはありません。研修期間中にしっかり技術を身につけ、ある程度アピールできる成果を上げておく必要があります。 ロンドンなどの大都市には、留学生などを対象とした日本人のための診療所が存在しているので、そうしたところへの就職を検討するのもよいでしょう。病院で働いている人はもちろん、診察を受けに来る相手もほとんど日本人という環境ですので、働きやすい環境と言えますし、ビザのスポンサーへの理解も良いかもしれません。 ただ、ロンドン以外の地域で、その地域の人達の役に立ちたいという明確な希望を持ってイギリスでの勤務を決めた場合は、その意志を就職したい先へ伝え、スポンサーとなってもらうよう交渉する必要があります。スポンサーになってもらうように交渉し説得できるだけの理由があるか、しっかり考えてから決めるようにしましょう。