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外国人医師が受け入れられない香港

2019年4月28日

 香港では公立病院の医師不足が大きな問題となっています。香港の医師登録を管理する委員会「香港醫務委員會」は先日、外国人医師の受け入れにおける会議を開き、外国人医師を受け入れるための4つの案について話し合いましたが全てが却下されました。医師不足の問題解決には香港政府、医療関係者、患者団体などが注目していたこともあり、多方面から苛立ちや驚きの声が上がっています。現状では、外国で医師訓練を終えた外国人が香港で医師になるためには、まず香港の医師免許試験に合格する必要があり、試験合格後に香港の指定の病院で1年間インターンシップとして実務経験を積み初めて医師登録が認められます。今回の議論では、この制度を緩和する案が話し合われました。却下理由を尋ねられた香港醫務委員會の会長ジョセフ教授は「多くの人の意見を聞き、できる限りのことはやった。すでに外国で専門的な訓練を終えた外国人であっても規制を緩めるべきではないという声が過半数を超えている。そして訓練中の外国人や新卒の外国人を受け入れることはさらに難しい。」とコメントをしました。香港政府の行政会議メンバーであるラム氏は「残念な結果だ。却下された具体的な理由が公表されていないのには納得行かない。」とコメント。香港では慢性的に約300人の医師が不足しており、最近では医師や看護師が労働における見直しをおこなうようにと抗議活動をしており日々問題が深刻化している状況です。