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☆香港・マカオでの多く発生する疾患

2017年5月11日

香港・マカオの現地の気候は、亜熱帯気候です。1年を通じて暖かく、平均気温は20℃前後、湿度は常に70〜90%と比較的高いです。一般的に5月から11月までが雨季です。雨季の間は台風が多くなります。香港・マカオで多く発生する疾患は、風邪・発熱・突発性発疹・腹痛・嘔吐・下痢などの症状です。特に、現地に来られたばかりの出張者・旅行者が、このような疾患を患いやすいのが特徴です。香港・マカオの医療機関は、日本と同程度のレベルまで整備されており、日本語で受診ができる医療機関も多くあります。しかし、都市部から離れた診療所の中には、医師1名で運営しており、医療設備も整っていないところもあります。また、医師により医療技術も異なりますため、信頼できる医療機関を受診するようにしましょう。一般的に、香港での治療費は高額になります。万が一のことを考え、「海外旅行保険」には日本ご出国前に必ず加入されることをお勧めいたします。海外旅行保険は、空港の出国手続き前までに加入できます。海外旅行保険を携帯して、いざという時には保険会社もしくは在香港日本国総領事館などに連絡し、現地の日本語が通じる病院を教えてもらうのも良いでしょう。場合によっては、ホテルまで往診(訪問診療)してくれる医療機関・ドクターもあります。ホテルの連絡先と部屋番号を伝えて、お医者さんに直接ホテルまで来てもらい診察を受けるのも、外来で病院・クリニックを受診するよりもお金はかかりますが、不慣れな場所を歩き回るよりは便利です。いずれにしても、海外旅行中に体調が悪くなった時には慌てずに落ち着いて、ツアーガイド・保険会社・日本国総領事館などに助けを求めて、適切に対処することが大切です。
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