2017年5月27日
欧州連合(EU)の中心であり、古くから世界史にいろいろな分野で影響を与えてきたドイツです。同国ではEU圏外の医師を少ないながらも募集していると聞きますが、実際にドイツで海外勤務をしようと思うと、どの程度の難易度なのでしょうか? そこで今回は、医学の分野でも非常に歴史のあるドイツで医師として活躍するためにはどうすればいいのか、各方面の情報を参考にまとめてみましたので、ぜひとも参考にしてみてください。 ■狭き門ながら、道はある ドイツで医師になりたい、ドイツで勤務医として働きたいと思った場合、その現実妥当性はどの程度あるのでしょうか? 当然言語のハードルがありますし、日本人はEU圏外の人間なので、それだけ難易度が高いという現実があります。 それでも、日本人がドイツで医師になって活躍している例は幾らでもありますし、現状で欧州日本人医師会に所属し、ドイツで活躍する医師は顔写真入りで何人も確認が可能です。 仮にドイツで勤務医の医師として働きたい場合は、その手の日本人医師会を足掛かりに職を探してみてはいかがでしょうか?当然、大前提として現地で研修と国家試験を受験して医師免許を取得する必要がありますが、医師免許さえ取得できれば、欧州日本人医師会のメンバーが経営するクリニックなどが同地にあるのでチャンスは広がっていきます。 日本でもさらに同郷の会員を探してコンタクトを取れば、そこは人情で何かをサポートをしてくれるはずです。まずは欧州日本人医師会にコンタクトを取ってみるといいかもしれません。 ■日本の転職エージェントが利用できる場合も また、日本の転職エージェントが職探しに利用できる場合もあります。基本的に日本人の医師向けの転職エージェントは、国内での転職支援を前提としていますが、まれにヨーロッパ各国の日本人向けクリニックを経営している母体の企業から求人が出る場合があります。製薬関連で求人が出る場合もあります。 登録をしておくだけでも、どのような有益な情報が舞い込むか分かりません。幾つかの医師向けの大手転職エージェントに登録をして、ヨーロッパ系の医師の求人にアンテナを張っておくといいのかもしれません。 以上、ドイツで勤務医として働きたい人に向けて、基本的な情報をまとめましたが、いかがでしたでしょうか? 基本的には欧州日本人医師会を足掛かりに仕事を探していくと、良いと確認しました。 ただ、ドイツで医師になる選択肢は、日本で医師になるよりも外国人である以上、難易度が高くなると覚悟しておいた方がいいかもしれません。なぜドイツなのか、その他ヨーロッパ各国、あるいはアメリカやニュージーランド、オーストラリア、カナダでは駄目なのかなど、あらためて考えてみてください。おのずと次の行動が見えてくるはずです。