2017年5月27日
日本以外の海外において、医師として活躍するためには、さまざまな方法が存在します。海外で医師となるためには、まずはその国の情勢や、永住権の取り方。さらには医療資格の取り方など、さまざまな情報というものを、把握していないと、完全に失敗することになるでしょう。そしてこういった膨大な量の情報というものは、個人レベルではなかなかに収集することができません。ですから、転職支援サイトなどに登録をして、専任のキャリアコンサルタントに紹介をしてもらうことが一番なのですよ。 たとえば、日本の医師免許が海外でも利用できるというケースも存在します。それには以下のようなパターンがありますから、こういったこともしっかりと覚えておきましょう。まずは所属する医療機関において、その活躍やスキルの高さというものが評価され、海外の医療機関などから、協力を依頼されたときです。こういった場合には、その国の医師免許云々はまったく関係ありません。その医療技術が買われ、海外の医療機関から、必要とされているわけですから、海外へ行っても、そのままドクターとして高い評価を受け、さまざまな仕事を任されることになるでしょう。 その他には現地における日本人会などや、大使館などから依頼があり、お抱えの医師として呼ばれた場合です。こういった公館などでは、外国人の医師や、海外の医療機関よりも、なれている日本人医師や日本方式の医療を求めている日本人が多いものですから、こういった公共の機関などにその腕を買われ、帯同させられるというケースも考えられます。こういった場合も海外の医師免許などを取得する必要がなく、日本の医師国家資格だけを有していれば、海外で医師として勤務することが可能になります。 さらに外国人医師の診療を認めている、外国資本病院に採用されるということです。外資系の病院に日本において就職し、そのスキルなどを認められ、その資本を出資している本国へ医師として招かれるというパターンですね。この場合もその病院お抱えの医師となるわけですから、日本の医師免許のみで医師として活躍することが可能になります。 そして医師免許の体制というものが、まだ不十分であるような発展途上国において、その国の政府から要請があった場合というときも、わざわざその国の医師免許を取得する必要はありません。このケースも医師としてのスキルを買われ、その人間だけが求められるケースですから、かなりのスキルやキャリア。そして独自の医療理論などを確立していなければ難しいことでしょう。